課税証明書とは、市区町村が発行する住民税の金額を証明する公的書類のことです。個人や個人事業主の方などが自己破産や民事再生の手続きをする場合に、裁判所から提出を求められます。

個人の所得や課税額が記載されているため、裁判所への提出以外にも住宅ローンを組むときに必要な収入の証明や児童手当の申請時などにも使用されます。

なお、課税証明書は「その年の1月1日に住所を置いていた自治体」で発行されるので、引越しをしていたときは注意が必要です。
たとえば、1月1日に福岡県福岡市に住民票を置いており、その後引っ越して、現在は広島県広島市に住民票を置いている場合を例にしましょう。
この場合、課税証明書の請求先は、広島市役所ではなく、福岡市役所となります。