高額な医療費や施術費などに利用できる医療ローンのことです。住宅ローンやカーローンのような目的別ローンの一種ですので、医療機関等での資金使途に限って利用することができます。

たとえば、ガン（悪性腫瘍）に対する先進治療の治療費、不妊治療の検査費用や診療費、レーシックや美容整形の手術費、インプラントやホワイトニングなどの審美歯科の診療費、人間ドックの費用などです。

これらは健康保険が適用されないため高額な費用がかかります。メディカルローンを利用すれば、まとまった資金が手元にないときでも、治療や施術を受けることができます。

メディカルローンは、銀行や信販会社などで取り扱いをしており、一般的な消費者金融によるカードローンより低金利なことが多いです。
もちろん、その分だけ、審査基準は厳しく、審査に少し時間もかかります。

ただし、医療機関と提携している金融機関でローンを組む場合は、転院に対応していません。また、ローンを組んだ後に施術や治療に満足できなくても、返済義務は残り続けるなど注意が必要です。

メディカルローンを組む場合には、借金をすることに変わりありませんので、ローンの必要性、融資金額、金利、返済条件など慎重に検討するようにしましょう。