借金返済・債務整理に関する用語集

オーバーローン[おーばーろーん]とは?

オーバーローンとは、不動産の住宅ローンや自動車のカーローンなどにおいて、不動産や自動車の価値よりもローンの残高が多く残っている状態のことをいいます。

たとえば、不動産を売却する際に、ローンの残高(債務)が、住宅の評価額(価値)を上回っている状態をオーバーローンと呼びます。
これに対して、返済中の住宅ローンなどの残高が、住宅の評価額を下回っている状態はアンダーローンと呼ばれます。

つまり、住宅ローンの残高が1,000万円残っていたとしましょう。住宅の評価額が1,200万円であればアンダーローンの状態であり、住宅の評価額が800万円であればオーバーローンの状態となります。

東京地方裁判所の自己破産に関する運用では、たとえ不動産を所有していても、不動産の残債務が不動産評価額の1.5倍以上ある場合は、換価手続きを行わずに同時廃止とする運用を取っています。

なお、オーバーローンという言葉は、債務整理の場面以外にも、不動産や自動車などのローンを、その価値よりも高い金額を借りることを指す場合もあります。

たとえば、住宅を購入する場合、物件の購入費用以外にも司法書士や金融機関に支払う登記手数料や融資手数料、保証料なども含めて受ける融資は、オーバーローンとなります。


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