サラ金[さらきん]とは?
消費者金融に対する俗称です。1970年代ごろ、消費者金融は主にサラリーマンを対象に融資を行っていたため、サラリーマン金融、略して「サラ金」という俗称で呼ばれていました。
その後、テレビCMの積極的な展開や自動契約機の導入などにより利用対象者が女性や高齢者、自営業者などにも拡大し、利用者の人数も増えていきました。
しかし、過剰な融資や高金利、ときには暴力や脅迫を伴うような過酷な取り立てが横行して自殺者も増加するなど、サラ金は非常に深刻な社会問題となりました。
そのため、言葉のイメージが極めて悪化したことから、業界団体が「サラ金」ではなく「消費者金融」という新たな名称の使用を推進して、現在ではそれが定着しています。