債務者[さいむしゃ]とは?
お金の貸し借り(金銭消費貸借契約)においては、お金を借りている立場にある人を債務者と呼びます。
たとえば、消費者金融やクレジットカード会社、信販会社、銀行などの金融機関から借り入れがある場合、これらの借金を負っている人が債務者です。
債務者のうち、複数の金融機関から借金をしており、その借金返済が困難な状況に陥っている方を多重債務者と呼びます。
借金の目的は、コロナ禍による失業や失職、学費や医療費などの生活費、住宅ローンや自動車ローンなどの各種ローン、パチンコや競馬などのギャンブル、FXや投資など金融取引の失敗、ヤミ金の被害など様々な事情があるかと思います。
ただ、いずれにしても、自身の返済能力を超えた借金を負っていることに変わりはありません。毎月の返済を行うためにさらに借り入れをする悪循環(いわゆる、自転車操業)に陥っている場合もあります。
また、信用情報機関である株式会社日本信用情報機構(JICC)によると、貸金業者2社以上から借金をしている債務者は全国に347万6千人もいます(2020年12月時点)。
そのような債務者の方に、借金を減額・整理する方法として認められているのが弁護士による債務整理(過払い金の返還請求、任意整理、自己破産、個人再生、ヤミ金対応)です。