借金返済・債務整理に関する用語集

退職金規定[たいしょくきんきてい]とは?

退職金規定とは、勤務先の会社が定めている退職金に関する算定方法や支払方法などについて定めている就業規則の一部のことです。
債務整理において、自己破産や民事再生の手続きを行う場合、裁判所から提出を求められる書類の1つとなっています。

退職金は、勤続年数が長ければ長いほど、その金額が高額となります。そのため、退職金をまだ受け取っておらず、まだ退職の予定がない場合であっても、財産の一部と評価されてしまいます。
そのため、退職金規定のある会社に勤務している場合は、退職金の金額を明らかにしておく必要があるのです。

一般的に、裁判所には退職金計算書退職金見込額証明書)を提出しますが、この書類は会社から取得する必要があります。そして、会社によっては、提出理由や提出先を求められることがあります。
このような場合、会社に自己破産のことを知られないようにするためには、「(住宅や自動車、学資など)ローンの与信審査に必要」という名目で取得する方法もあります。

なお、会社によっては退職金計算書を発行してくれないこともあり得ますので、そのような場合は、退職金規定のコピーを取得し、自身で退職金の見込み額について退職金計算書を作成する必要があります。


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