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借金問題に関するよくある相談(Q&A)

息子が借金していることがわかりました。アドバイスをください

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まずは、息子さんの借金の事実関係を把握することが何よりも重要です。
焦ってうろたえることなく、親として落ち着いて対処するようにしましょう。
非常にショックかもしれませんが、感情に任せて叱ったり、怒鳴ったり、泣いたりすることは逆効果です。穏やかにじっくりと話を聞いてあげましょう。

息子さんに確認すべき大枠は次の通りです。

(1)どの金融機関からいくら借りているのか

借金とひと口にいっても、友人や恋人からの貸し借り、勤務先からの借り入れ、銀行や消費者金融などの利用分と、さまざまなものがあります。
多重債務の自転車操業状態に陥っていた場合、もしかしたら、ヤミ金(闇金)に手を出してしまっているかもしれません。
また、(連帯)保証人や担保が付いているかどうかの確認も必要です。

(2)借金をし始めた理由とその時期

少し大きな買い物をしたり、旅行などで一時的な出費がかさんだだけであれば、小さな問題にとどまるかもしれません。
ただし、気軽な気持ちで銀行系カードローンなどを利用した場合であっても、それが習慣的なものになってしまい、気が付けば借金が雪だるま式に増えていくこともありますので、最初が肝心です。

(3)借金の返済計画はあるのか

借金の原因が競馬やパチンコなどのギャンブルや、飲み代・遊び代などの浪費の場合、無計画な借り入れと返済を繰り返している可能性があります。
息子さんがどのように自身の収支と返済計画を立てているのか、第三者の大人の目でしっかりと見定めてあげてください。

(4)返済を延滞して督促されていないか

すでに金融機関から督促状が届いていたり、毎月の返済が遅れていたりするような段階であれば、借金を債務整理することを検討すべきです。

この点、保証人になっていない限り、親には返済義務はありませんが、借金を肩代わりしてあげる解決手段もあるかと思います。
しかし、「お金の使い方」は人が一生付き合うテーマです。借金を肩代わりしても、息子さんがそれを学べなければ、糧になりません。

なお、債務整理は債務者である本人(息子さん)の意思に反して行うことはできません。
親であっても、本人の代わりに弁護士に債務整理を依頼することはできません。
息子さんに弁護士への相談を勧めてあげてください。
たとえ、親への反発から親の言うことは聞かなくても、借金問題の専門家である弁護士からのアドバイスであれば、素直に耳を傾けるかもしれません。

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