街金[まちきん]とは?
小規模な貸金業者に対する俗称です。街の中の繫華街の雑居ビルの一室などで営業していることから、このように呼ばれます。
一般的にアコムやアイフル、プロミスといった大手の消費者金融をサラ金と呼び、小規模な貸金業者を街金と呼び分けているようです。
しかし、「消費者金融」「サラ金」「街金」は正規の貸金業者という意味では同じであり、違法業者である闇金(ヤミ金)とは区別されます。
街金は正規の貸金業者ですから、貸金業法をはじめとした貸金三法などの法律の規制を受けます。上限金利も利息制限法内の取引であり、違法な督促・取立を行うこともほとんどありません。
また、貸し付けも総量規制の範囲内で行わなければなりません。
現在、日本には数百の貸金業者がありますが、そのほとんどが街金です。ほとんどの街金は、経営規模は小さく、ATMなども存在せず、ホームページを持たなかったり、融資額も小さかったりします。
そのため、利用者のほとんどは、大手の消費者金融の審査に落ちてしまった人です。ちなみに、学生ローンも、街金の一種です。
また、街金では相保証を求められたりする場合もあります。その他、ごく一部ではありますが、違法な高金利で貸し付けを行っていたとして、闇金として摘発されるケースもあります。