自己破産をしても、アパートやマンションを新しく借りられますか？
自己破産をした場合でも、原則、新たにアパートやマンションを借りることができます。
ただし、審査方法によって対応が異なりますので、注意が必要です。
入居審査の方法は次の3つに大別されます。
- オーナー（大家）や管理会社が審査する場合
- 信販系保証会社が審査する場合
- 独立系保証会社が審査する場合
大家や管理会社による審査であれば、基本的に現在の収入が考慮され、家賃を継続して支払えると判断されれば、審査を通過する可能性が高いです。
一方で、信販系の保証会社は、信用情報を元に審査を行います。
信用情報に事故情報が残っている場合には、審査の通過が厳しくなります。
自己破産をしていた場合、信用情報に事故情報が登録されるため、信販系の保証会社からアパートやマンションを借りることは難しくなります。
しかし、自己破産をしていても「独立系」の保証会社であれば、審査を通過する可能性があります。
独立系保証会社は、保証会社が定める独自の基準で審査を行います。
そして、独立系保証会社は、信用情報機関に加盟していないため、信用情報を確認することはありません。
自己破産をしていた場合には、独立系保証会社という選択肢があるのです。
なお、自己破産をしていた場合にアパートやマンションを借りる方法として、下記の方法が考えられます。
- 保証会社・保証人を不要とする物件を探す
- 信販系でない保証会社を選択する（独立系など）
- 親族に保証人になってもらう
- 家族と同居する場合は、家族を名義人にする
保証会社や保証人が不要であれば、過去の事故情報が影響することはありません。
そのため、まずは保証人が要らない物件を検討してみてください。
次に、信販系ではない保証会社を選択するとよいでしょう。
信用情報を参照できるのは、信用情報機関に加盟している信販系の保証会社のみです。
加盟していなければ、信用情報を確認することはできませんから、過去に自己破産をしていた事実を知られることはほぼありません。
そのため、独立系などの信販系ではない保証会社を選択するとよいでしょう。
また、同居する他の家族名義であれば、審査に影響はありません。
信用情報は個人単位で登録されるため、事故情報のない家族を名義人にするとよいでしょう。
その他、親族を保証人に立てれば、本人の現在の収入を考慮する場合がほとんどですから、自己破産をしていても審査に影響はありません。
自己破産をしたことで、賃貸の審査に不安がある場合には、これらの方法で物件を探してみるとよいでしょう。
